こんばんは。ピピ助です。

先日調べた酵素ドリンク。
もう何種類かピックアップして、値段と成分を比較してみようと調べていたのですが、調べていくうちに酵素ドリンク自体の効果が疑わしいのではないか……と思う部分が出てきました。

geralt / Pixabay

前回の記事はこちら。
>>酵素ドリンクって何?男性でも使えるの?

ベルタ酵素について調べていて

まずは「ベルタ酵素」です。

原材料名は以下の通りでした。

果糖ブドウ糖液糖、イソマルトオリゴ糖、水溶性植物繊維、リンゴ果汁、ザクロエキス、プラセンタエキス(豚由来)、ヒアルロン酸、トレハロース、クエン酸、増粘剤(ペクチン:リンゴ由来)、ユッカ抽出物、香料、保存料(安息香酸Na、パラオキシ安息香酸ブチル)、原材料の一部にヤマイモ、リンゴを含みます

果糖ブドウ糖液糖ってすごいですよね。何回「糖」って言えば気が済むのかと。

これは、実際に購入した方の公開しているもので、以下のサイトで写真つきで公開されています。

☆酵素ダイエットで理想の生活を現実に!痩せまSHOW! 様
ベルタ酵素の添加物は?無添加?購入前に原材料を成分表でチェック!
☆ハナの酵素生活 【3ヶ月で10キロ痩せた酵素ダイエット】 様
ベルタ酵素ドリンクの原材料名と成分

うーん。
正直、原材料には惹かれるところがありません。
実際、名称は「清涼飲料水」ですけど、高級ジュースみたいなものですね。

公式サイトを見てみました。

>>ベルタ酵素公式ページ

こちらを見ると、「業界最大酵素数165種類」との謳い文句。

『厳選した多くの天然素材から抽出した上質の酵素エキスをギュギュッと凝縮・配合!』
と、たくさんの食材の名前が並べられています。

キダチアロエ、ドクダミ、ハチミツ、高麗人参、ウメ、アマチャズル、アマドコロ、オオバコ、オトギリソウ、カンゾウ、クマザサ、タンポポの根、ツユクサ、ツルナ、トチュウ葉、ハト麦、ハブ草、マツ葉、ヤマイモ、レイシ、アカメガシワ、タマネギ外皮、サラシア、イチジクの葉、イチョウ葉、エゾウコギ、カキの葉、カミツレ、カリン、キキョウ根、キンカン、クコの実、クコ葉、クワ葉、シソ葉、ショウガ、エビス草、エンメイソウ、センシンレン、スギナ、セッコツボク、トウガラシ、ナツメ、ニンドウ、ビワ葉、ベニバナ、ミカンの皮、メグスリの木、モモの葉、モロヘイヤ、ラカンカ、レンセンソウ、田七人参、アンズ、イチジク、グレープフルーツ、パイナップル、ブドウ、ミカン、メロン、リンゴ、レモン、コンブ、シイタケ、フノリ、キャベツ、ゴボウ、タマネギ、ニンジン、ニンニク、パセリ、モヤシ、ラッキョウ、アムラの実、イチイの実、イボナシツヅラフジ、ツボクサ、トゥシー、キャッツクロー、ハッショウマメ、ムイラブアマ(地上部)、ルイボス、紅参、ウコン、ナンテンの葉、昆布、わかめ、のり、ローズマリー、カツアバ、カルケージャ、紫イベ、スギナ、シャペウ・デ・コウロ、パタ・デ・ヴァカ、パフィア、レモングラス、アニス、マテ、ステビア、ガラナ、パッションフラワー、ペトラ・ウメ・カー、キャッツクロー、シナモン、ショウガ、ハトムギ、ヤーコン(葉)……

多くて疲れたのでもう省略します。まだ3分の2くらいなんですけど。笑
「ショウガ」が2回出てきた時点で、もう写す気が失せました。

上のリンクから確認出来るページの天然素材リストは、すべて「、」じゃなくて「・」で区切られているんですけど、
おかげで、「シャペウ・デ・コウロ」や「パタ・デ・ヴァカ」は、一つの名前に見えません。
濁点と半濁点の区別もつかない画質ですし、どうせよく調べないだろう、と思われているのではないかと思うと、不信感を覚えざるを得ない

自信を持って作っている製品なら、しっかり入っているものは明記したいだろうし、同じ成分を2回書いてしまうようなミスは、すぐに訂正されると思うんですよね。
でも、この「ベルタ酵素」という商品は2013年に一般販売を開始したらしいんですよね。
3年前ですから、ちょっと、ね。

そして、肝心の酵素エキスですけど、上の原材料名のどの辺りにこの要素が含まれているんでしょうか。

酵素ドリンクというものが、使っている野菜とか果物の表記をしていないのかと思えば、前回調べたお嬢様酵素や優光泉はきちんと表記されていますし、もう訳がわかりません。

さすがに嘘を書くわけにはいかないでしょうから、どこかしらに含まれているんだと思うのですが。


少し調べてみましたが、公式の別のページに記載されている原材料名だとちょっと違うようです。

>>公式ショップ
ここです。

ここに記載されている原材料名は以下の通りとなっています。

プラセンタ、ヒアルロン酸、ザクロ、 キダチアロエ、ドクダミ、ハチミツ、高麗人参、ウメ、アマチャズル、アマドコロ、オオバコ、オトギリソウ、カンゾウ、クマザサ、タンポポの根、ツユクサ、ツルナ、トチュウ葉、ハト麦、ハブ草、マツ葉、ヤマイモ、レイシ、アカメガシワ、タマネギ外皮、サラシア、イチジクの葉、イチョウ葉、エゾウコギ、カキの葉、カミツレ、カリン、キキョウ根、キンカン、クコの実、クコ葉、クワ葉、シソ葉、ショウガ、エビス草、エンメイソウ、センシンレン、スギナ、セッコツボク、トウガラシ、ナツメ、ニンドウ、ビワ葉、ベニバナ、ミカンの皮、メグスリの木、モモの葉、モロヘイヤ、ラカンカ、レンセンソウ、田七人参、アンズ、イチジク、グレープフルーツ、パイナップル、ブドウ、ミカン、メロン、リンゴ、レモン、コンブ、シイタケ、フノリ、キャベツ、ゴボウ、タマネギ、ニンジン、ニンニク、パセリ、モヤシ、ラッキョウ、アムラの実、イチイの実、イボナシツヅラフジ、ツボクサ、トゥシー、キャッツクロー、ハッショウマメ、ムイラプアマ(地上部)、ルイボス、紅参、ウコン、ナンテンの葉、昆布、わかめ、のり、ローズマリー、カツアバ、カルケージャ、紫イペ、スギナ、シャペウ・デ・コウロ、パタ・デ・ヴァカ、パフィア、レモングラス、アニス、マテ、ステビア、ガラナ、パッションフラワー、ぺトラ・ウメ・カー、キャッツクロー、シナモン、ショウガ、ハトムギ、ヤーコン(葉)、アマチャズル、グローブ、ガジュツ、マカ、レンコン、ごぼう、玄米、オートミール、とうもろこし、大麦、えんどう豆、小豆、ジャロ・フェイジョン豆、紫フェイジョン豆、胡麻、ミレット、大豆、丸小麦、ライ麦、黒フェイジョン豆、エジプト豆、レンズ豆、オレンジ、パイナップル、バナナ、リンゴ、パパイア、グァバ、メロン、アボガド、ドライプルーン、アセロラ、レモン、レーズン、マンゴー、スターフルーツ、スイカ、カシューナッツ、パラナッツ、クビュー、キウイフルーツ、洋なし、クプアス、アサイー、アラサボイ、ジェニパブ、グラビオーラ、タペレバ、カムカム、じゃがいも、カボチャ、キャッサバ、トマト、コウベマンテイガ、ピーマン、赤カブ、ヤーコン、アボボラ、 果糖ブドウ糖液糖、イソマルトオリゴ糖、水溶性食物繊維、植物発酵抽出物、エリスリトール、リンゴ果汁、クエン酸、増粘剤(ペクチン:リンゴ由来)、ユッカ抽出物、香料、保存料(安息香酸Na、パラオキシ安息香酸ブチル)
※原材料の一部にヤマイモ・リンゴを含みます

(こっちはコピペできたので、全部記載してあります。でも、ここでもやっぱり「ショウガ」はダブってます)

こちらだとしっかり表記されていますが、上の写真と全然違う。
上の写真が古い物だという可能性もありますが、そうだとしたら昔は全然これらの成分が入っていなかった、ということになってしまいます。

専門外だし安易なことは書けませんが、実際の商品にプリントされている原材料名だけみたらこれは「果汁数パーセントのリンゴザクロジュース」にしかならないんじゃないかと思います。
増粘剤などの効果で少し粘り気があって、腹持ちも多少あるのではないかと思いますが、それだけなんじゃ……?

原材料について勉強してみる

原材料について、少し調べてみたことを書いておきます。

水溶性食物繊維

俺は最初、これが酵素エキスに関係しているのかと思ったんですが、どうやら違うみたい。
名前の通り「水に溶ける食物繊維」で、普通の食品に含まれています。
といっても、こういう名前の食物繊維があるわけじゃなくて、水に溶ける種類の食物繊維の総称のよう。

ペクチン、グアガム、グルコマンナンなどの食物繊維が「水溶性食物繊維」だそうです。

ということで、これは酵素エキスとは無関係と思われます。

プラセンタエキス(豚由来)

プラセンタは「胎盤」という意味です。
これは、豚の胎盤のエキスなんですね。

以下、引用です。

プラセンタは「胎盤」を表す英語ですが、一般的には哺乳類の胎盤から栄養素などの成分を抽出した胎盤エキスのことを「プラセンタ」と呼んでいます。

母体と胎児を繋ぐ重要な器官である胎盤には、生命の源となるアミノ酸やタンパク質・脂質・糖質の三大栄養素はもちろん、生理活性成分であるビタミン・ミネラル・核酸・酵素など胎児の生育に欠かせないあらゆる栄養素が含まれています。

☆スキンケア大学 様
プラセンタの効果・効能は?注射とサプリどちらがいい?

美肌や育毛に効果があるということで、ピピ助要チェックな原材料でした。

ヒアルロン酸

これも美肌関係でよく聞きますね。
どうやら、ベルタ酵素は「美肌」にも力を入れているようです。
むしろ、酵素ドリンクというよりも美肌ジュースという感じですね。

ヒアルロン酸は、水を保持してくれる効果があるようです。
もともと人間の身体にも存在していますが、加齢とともに減少し、それによって肌ツヤが失われたりするようです。

増粘剤

これはWikipediaから引用しましょう。

増粘剤(ぞうねんざい)または粘稠剤(ねんちゅうざい)とは、液体の粘性を高めるために混入する添加物の総称である。
増粘剤は、粘度を高め、またゾル・ゲルの安定性を良くする(分離を防止する)ために食品、化粧品、医薬品、その他の工業製品に広く用いられている。食品に添加されているものは増粘安定剤とも呼ばれている。ゲル化のために液体に添加するものもあり、この場合はゲル化剤と呼ばれる。
食品に添加されるものには、動物性のもの(ゼラチン等)と植物性のもの(多糖類やセルロースの化学的誘導体等)とがあり、ハムの肉などの結着剤として使用されることもある。

☆Wikipedia
増粘剤より

とろみをつける効果がある添加物です。
これで腹持ちをよくしているんだと思います。

やはり、最初に提示した原材料名の中には、酵素エキスの存在を見つけることが出来ない気がします。

終わりに

……もうこれ以上は調べなくていいかな。
残念ですが、ピピ助がベルタ酵素を買うことはなさそうです。

この記事を書き始めた最初は、「いろいろな酵素ドリンクを比較して、良さそうなドリンクを決めちゃおう!!☆」くらいにしか思っていなかったのですが、最初に調べたベルタ酵素の原材料名が引っかかり、調べてみたらこんな結末になってしまいました。
無念。

でも、前回調べた「お嬢様酵素」と「優光泉」の株が上がりましたね。
それだけでも調べた甲斐はあったのかもしれません。

「お嬢様酵素」と「優光泉」について調べた前回の記事はこちら。
>>酵素ドリンクって何?男性でも使えるの?

※追記

優光泉を買って飲んでみました。
>>優光泉完飲!体重の変化と断食による健康状態への影響についてのまとめ


参考サイト

☆Wikipedia
増粘剤

☆酵素ダイエットで理想の生活を現実に!痩せまSHOW! 様
ベルタ酵素の添加物は?無添加?購入前に原材料を成分表でチェック!

☆ハナの酵素生活 【3ヶ月で10キロ痩せた酵素ダイエット】 様
ベルタ酵素ドリンクの原材料名と成分

☆美肌レシピ 様
水溶性食物繊維の多い食べ物より

☆スキンケア大学 様
プラセンタの効果・効能は?注射とサプリどちらがいい?