こんばんは。ピピ助です。

このブログの趣旨にあまりにも関係なさすぎてハゲそうなんですが、先日NintendoSwitchを買いました。

予約を取ったあの日は何時間マイニンテンドーストアで更新かけてたかわかりません。
あれはきつかった。

Switchは据え置きとしてテレビに接続して使うこともできるし、携帯機として使うこともできるゲームハードです。
社会人になってからはあまり家でテレビの前に座ってゲームをする時間を作るのが難しくて、ゲームするならスマホだったり、たまに3DSを引っ張り出してくるのが関の山だったんですが、この「持ち運べる据え置き」というコンセプトがピピ助にクリーンヒットしてですね。

なおかつ、ローンチタイトルである「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」がとても面白そう!!

このトレーラーがまたすごい。
まさに鳥肌が計算されている感じです。

昔、「ヴィーナス&ブレイブス」というゲームがあって、このPVが人生で一番好きだったんですが、自分の中ではそれを超える出来です。

でもこれもすごい好き。
両PV共に音楽の持つ力を感じずにはいられないです。

話がそれるので、ヴィーナス&ブレイブスはおいておいてゼルダの伝説に戻りますが、トレーラーだけ面白そうでも、ねえ。
という心配をよそに発売より随分前にゲームセンターDXのプレイ動画が公開されたのです。

正確には最初に挙げたトレーラーよりもこちらのプレイ動画の方が先みたいなんですが、ピピ助は結構後からこれを知りました。
開発中のものではありますが、製品版と全然変わらないですね。

見ているだけでも面白そうでしたが、実際に触って見たらもっと面白かったです。

金曜の夜から、かれこれ10時間くらいはやったんじゃないかと思います。
大人になってから、ゲームは好きだけどあんまり長時間やることはなくなりました。
時間がないというのももちろんですけど、子供の時ほどゲームが面白いと感じられなくなったことが一番です。

どうしてこんなに面白いのか?
といえば、やっぱり時間とお金をかけた上で、ちゃんと考えられているからでした。

まず2Dゲームで開発、社員300人で1週間遊ぶ!? 新作ゼルダ、任天堂の驚愕の開発手法に迫る。「時オカ」企画書も公開! 【ゲームの企画書:任天堂・青沼英二×スクエニ・藤澤仁】

この対談がめちゃくちゃ面白い。かなり長いですが、興味のある方にはオススメ。
ものを作るということについて考えさせられます。

最近では酷いと新作で買ったゲームを1週間で3時間くらい遊んで、飽きて売り払うこともありました。
「モンハン」も学生の頃はだいぶハマりましたが、大学を卒業して友人とプレイすることがなくなってからは全然やらなくなっちゃいましたし、パーティーゲーム系もそうです。
友達と集まってワイワイ遊ぶときは超楽しいんですけどね。
「もうゲームをする歳じゃないってことなんだろうな」と思いながら、子供の時のワクワクをもう一度味わいたくて、ゲームを買っては「これじゃない」と思うばかり。

このゼルダで、本当に久々に「ゲームをするのが心から楽しい」と感じられています。
結局、これまで飽きて続けられなかったゲームは面白くなかったってことなのか(笑)。
時間が許すなら今日も一日ゲームしたい気分です。

もしかしたらオープンワールドと呼ばれるタイプのゲームはみんなそうなのかもしれませんが、プレイしている感覚が本当に自由です。
目的地は決まっているけど、そこに行くまでの道のりで寄り道ばかりしてます。

だだっ広いフィールドを動いていると、色々なものがあります。
集落もそうだし、イベントが起きたり、ちょっとしたアイテムが手に入ったり。

各地にあるお地蔵さんのお供え物、とっちゃダメですよ。
むしろお供えするとアイテムもらえたりします。
アイテムもらった後は全部回収しちゃうんですけどね。

集落はなんだか、現実にこういうところがあってもおかしくない、と錯覚してしまいそうになるほど。
パッと撮ったスクリーンショットだけを見れば、「世界の集落」みたいな名前の写真集に載ってそうな気がしてしまいます。

各地を旅して集めた食料で料理を作って、それを売って稼いだり、回復アイテムとして使ったり。

祠に入ったら謎解きでうんうん唸ります。

特に謎解きは解法が決められていないので、どんな手段でも達成できればそれは成功です。
成功するために色々な手段が考えらえれるわけですけど、それが全てゲームシステム的に許されるんですよ。
もっと言えば、宝だけとって逃げたっていい。
と思って宝箱へ駆け寄ると敵を全部倒さないと開けられなかったりして、周りのボコブリンに惨殺されることもしばしば。

イカダで海を探検していたら、持ち物全部ひっぺがされたり、

めちゃくちゃ強い敵に瞬殺されたりもしました。

この自由さは、子供の時に遊んだスーパーマリオ64を彷彿とさせるんです。
ピピ助はおそらくあのゲームが人生で一番動かしていて楽しかったゲームなんですけど、確実に今回のゼルダはその血筋を引いています。

自分の気の向くままに冒険したことが、何一つ無駄にならないようになっているのが、すごい。

ちなみに、ピピ助はこれまであまりゼルダシリーズを積極的にプレイしていません。
神々のトライフォースは全然面白いと思えなかったし、時のオカリナとムジュラの仮面、トワイライトプリンセスは途中までやって投げました。
シリーズでプレイしたのはその4本だけです。

これまで俺がゼルダの伝説をやる上で一番不満だったポイントが、「敵を倒す意味が感じられない」というところでした。
上3つのシリーズは、敵を倒すとルピー(お金)が貰えるわけですが、お金なんて草を切ってもツボを壊しても手に入るので、積極的に敵を倒す動機にはなりません。

ピピ助はドラクエでちまちまレベル上げたりするのが好きな子供だったので、積み重ねられないゼルダの戦闘が嫌いだったんですよね。
もっとも、最近は戦闘が面倒で、RPGは自動低レベル縛りみたいになりますが。

今回はそこが違います。
もしかしたらここ最近のシリーズもそうなっているのかもしれませんが、とにかく今回は違います。

敵を倒してもお金は手に入らず、代わりに武器や素材が手に入ります。
今回の武器は消耗品なので、同じ武器を使い続けることは出来ず、次から次へと新しい武器を交換して戦うことになるのですが、基本的に強い敵であればあるほど強い武器を落としてくれます。

さらに、手に入る素材は売ることでお金にもなるし、防具の強化素材として使用することにもなります。
今回は消耗品があまりたくさん手に入らないので、必要なものは適宜店で購入する必要があり、そのためにもお金はたくさん必要です。常に矢不足。
防具自体もお店で購入して、それを素材を使って強化するという形。
これらが「敵を倒すことで強くなる」という部分を間接的にクリアしていて、レベル上げの感覚に近い部分が出てきます。

後は、家を購入したりも出来るのですが、ここで3,000ルピー求められて今は必死で金策中。
上の対談でも確か書かれてましたが、従来あまり価値が見出されていなかったルピーが大変貴重なものになった感じがします。
お金に意味のあるゲームはいいですね!!

敵を倒すにしても、敵の頭の良さが憎くて歯ごたえがあります。
ボコブリンの集落を見つけたとしても、集落に攻め込めばもちろん集団戦闘になるので、敵をさばくのも大変。というより、真正面からぶつかるとだいたい殺されます……。
なので遠くから爆弾で攻撃しよう、とか浅はかなピピ助は考えるわけですが、先に挙げたボコブリンは、爆弾を投げつけると武器で弾いて爆弾を遠ざけようとしたり、先に爆弾を設置しておびき寄せると、敵は爆弾を避けて追いかけてきます。
最初は狙ってるのになんで当たらないんだろう、と首を傾げましたが、爆弾がきたら普通は避けるに決まってますよね。
ゲーム内のキャラが違和感なく生き物らしく動いていることに驚きを隠せません。

結局このときは、敵の集落の上に登って、上から爆弾を中に転がし入れてこっそり爆殺しました。

本当に一つ一つの要素を丁寧に作っているからこそ生まれる没入感。
ゲームは好きだけど、最近あんまり面白いゲームがないような気がする、と感じている人はぜひとも触ってほしいです。
一人一人全く違う冒険体験になるので、動画で見たり、文章を読むだけではこの楽しさの大部分が感じ取れないはず。
惜しむらくは、スイッチがもう少し安ければよかったんですが……。
ご覧の通り両方合わせて4万弱の出費なので、今月は節約生活です(笑)

全然進まなくてまだまだゼルダ姫には会えそうもないですが、いつかイモトアヤコにコスプレしてもらいたいと考えているのはピピ助だけじゃないはず。

Zelda