こんばんは。ピピ助です。

今日はキャピキシルについて。
キャピキシル。あまり聞き覚えがない方も多いかと思います。
ですが、その効果は非常に高いです。
医薬品でないのになぜそんなに効果が高いのか。使用にかかる費用や副作用など、キャピキシルが配合された育毛剤を使うにあたって気になる部分をまとめました。

キャピキシルとは

「キャピキシル」とは、現在唯一医薬品として効果が認められている「ミノキシジル」の3倍もの発毛効果がある、という実験結果が出ている天然成分です。

Pezibear / Pixabay

カナダの化粧品会社によって作られた発毛成分であるキャピキシルは、元々降圧薬として医学的に作られたミノキシジルと異なり、発毛の目的のために天然成分から科学的に作り上げられた成分です。
また、発毛成分だけでなく「5α-リダクターゼ」を阻害する効果も併せ持っています。
これは現在主流の投薬治療でいうところの「フィナステリド」が担当している部分の効果。
一粒で二度美味しい。これが「キャピキシル」です。

キャピキシルは2つの成分から成り立っています。
1つは「アカツメクサ花エキス」です。

アカツメクサ

アカツメクサには「ビオカニンA」という成分が含まれています。
これが「5α-リダクターゼ」を阻害し、抜け毛を抑制してくれます。

「5α-リダクターゼ」は、男性ホルモンである「テストステロン」と結びついて「ジヒドロテストステロン」という悪性の男性ホルモンを生み出します。
「テストステロン」自体は育毛効果を持っていますが、これがジヒドロってしまうと、抜ける必要のない髪の毛にまで抜けるように指示を出してしまう。
これがAGAの症状です。
なので、AGAの場合は「5α-リダクターゼ」を阻害することが抜け毛予防に重要なのです。

その効果は医薬品である「フィナステリド」に匹敵します。
また、アカツメクサにはイソフラボンが豊富に含まれており、大豆と同等かそれ以上の男性ホルモン抑制効果も持っています。

もう1つは「アセチルテトラペプチド3」という成分。
これは4種類のアミノ酸から構成された成分です。

OpenClipartVectors / Pixabay

アミノ酸は通常時から身体の中に存在しています。それが身体中で様々に使われています。
そんなアミノ酸を人工的に組み合わせて作られたこの「アセチルテトラペプチド3」は、強力な細胞修復機能を持ち、毛乳頭、毛母体を活性化させる作用があります。
これによる発毛効果が「ミノキシジル」の3倍、というわけです。

ちなみに「ペプチド」は、複数のアミノ酸が組み合わされて作られた成分を指しています。

この2つの成分を組み合わせたもの、それが「キャピキシル」と呼ばれる成分です。

効果について

「キャピキシル」の効果については、開発元であるカナダの化粧品会社「ルーカスメイヤーコスメティクス」が詳細なレポートを公開しています。

キャピキシルが配合されている代表的な育毛剤の一つである「Deeper3D」のサイトに、資料へのリンクが貼られています。

>>Deeper3Dのページへ

ほんわりと和訳するとこんな感じでした。

実験内容について
・平均年齢46歳、30名の被験者による実験。
・15名にはキャピキシルを、15名には偽薬を投与。(これは比較のためですね)
・毎晩20滴投与し、4ヶ月間後の結果を比較。
・比較写真を撮る際、写真を撮る3日前に撮影部分の毛を剃り、そこから3日後の状態を見た。

capixyl-1

左側のグラフが「成長期の髪の量の変化」、右側のグラフが「休止期の髪の量の変化」を示しています。
偽薬を投与されていた人たちが4ヶ月で2%、成長期の髪の毛が減っていたのに対し、キャピキシルを投与されていた人たちは13%増えていました。
また、休止期の髪の毛も偽薬が投与されていた人たちは増加していたのに対し、キャピキシルを投与されていた人たちは29%減少していました。

capixyl-2

実際の写真を見ればその効果は一目瞭然です。

また、ここでミノキシジルとの効果比較結果として以下のグラフが提示されています。

capixyl-3

これは、発毛力を指しているのか、育毛力を指しているのか。
あるいは全体を比較した上での「3倍」なのかは定かではありません。

しかしながら実験結果と相まって、少なくとも効果があることは科学的に証明されていると言って問題ないでしょう。

副作用はあるのか

育毛剤を使うにあたって、心配なのは副作用ですが、キャピキシル自体には副作用はありません。
これは開発元の「ルーカスメイヤーコスメティクス」が明言しています。

まあ、アカツメクサのエキスと、アミノ酸ですからね。

一般的に育毛剤を使うと現れる「初期脱毛」については、キャピキシルも同様に存在します。
ちょっと使ってすぐ辞める、という使い方はせずに、育毛剤はしっかりと腰を据えて使用しましょう。

ちなみに、最も一般的な治療薬である「ミノキシジル」と「フィナステリド」には副作用があります。

・ミノキシジルの副作用
一時的に体毛全体が濃くなる可能性があります。
軽度の心拍数上昇がみられることがあります。
軽度の体のむくみなどが見られることがあります。

・フィナステリドの副作用
性欲減退。
勃起機能不全。
食欲不振。
全身倦怠感。

ピピ助自身は現在これらの薬で治療中。
幸い副作用は出ていませんが、正直、勘弁してほしい副作用ばかり。
投薬治療、いつやめようかなァ、なんて考え中です。

キャピキシル配合の育毛剤まとめ

さて、キャピキシルが配合されている育毛剤から3つを取り上げて、比較してみました。

BOSTON

スカルプエッセンス
「キャピキシル」が配合されているのはもちろん、「ミノキシジル」に近い分子構造を持つ「ピディオキシジル」や、ノーベル化学賞を受賞した科学者が発見した「フラーレン」という成分が含まれています。
「フラーレン」は抗酸化作用を持ち、化粧品などにも含まれている成分。
また、分野違いですがHIVの特効薬としても期待されているようです。

BOSTONには、180日間の返金保障が付いています。
ただし、1本のみの購入だと15,984円(税込)となります。
最低3回の継続購入が条件になりますが、定期コースだと1本あたり8,928円(税込)なので、使うと決めてしまうなら定期コースの方がずっとお得です。

Deeper3D

Deepre3D
Deeper3Dは、キャピキシルの他に「8種類の成長因子」が組み込まれています。

>>成長因子について詳しくはこちら

成長因子とは人や動物の体内で作られるたんぱく質の一種です。
このたんぱく質は特定の部位の細胞分裂を促進させる働きがあり、再生医療などの分野でも実用化されています。
肌や頭皮には元来、多くの成長因子が存在し、この成長因子こそが肌のターンオーバーやヘアサイクルの維持に役立っています。しかし、加齢やその他の原因によって成長因子が減少すると肌や毛母細胞の細胞分裂が遅くなり老化が進行します。

この成長因子を付加するという考え方は、AGA専門医で行われている「メソセラピー」と同じものです。
専門医での治療を受けようと思うとかなり高いので、同じ効果を得られるとするならこれは破格です。

ちなみに、銀座総合美容クリニックのメソセラピー治療は1回19,440円(1〜2ヶ月に1回)、
AGAスキンクリニックのメソセラピー治療は1回50,000円〜(1〜2ヶ月に1回)かかります。

Deeper3Dには定期コースがありません。
その代わりに、一度に複数本購入することで安くなります。
単品での購入だと1本13,860円(税込)です。

1本は、1日1回の使用で2ヶ月使うことが出来ます。
一番のオススメである6ヶ月用セットだと、Deeper3Dが4本に専用シャンプーが2本で51,000円(税込)なので、毎日1〜2回使うことを想定していると考えられます。

プレゼントとしてつけられているDeeper3Dのミニボトルを使用してみて、合わないと感じた場合は返品することが可能です。
期間は14日間で、ミニボトル以外の製品を開封してしまっているともう返品は出来なくなります。
Deeper3Dを使おうと思う場合は、基本的に返品は視野に入れないほうがいいですね。返品はどうしても肌に合わない場合のみとなりそうです。

THE SCALP 5.0C

THE SCALP 5.0C

ジェットフローマイナスイオン水という水を用いており、有効成分を巡らせることに重点をおいた育毛剤。
その点で他の製品とは少し着目点が違うように感じられます。

おや、販売ページに書かれているW保証の下のマークは、Deeper3Dのページでも……?
気のせいかもしれないので、これ以上は何も言いますまい。

>>THE SCALP 5.0C販売ページ

一番の特徴は値段でしょう。
単品での購入だと15,000円ですが、定期購入にした場合、1ヶ月目は4,980円になります。
2ヶ月目以降は10,000円となりますが、それでも最初の4,980円は破格です。
更に、定期便を続けると最大で9,000円まで割引されます。

容量も80mlと多いため、コストパフォーマンスの面では一歩抜けていると思います。
また、無添加無香料も売りの一つです。

60日間全額返金保証があります。

まとめ

育毛剤 1本あたりの最安値 返金制度 キャピキシル以外の特徴 公式サイト
BOSTON 8,928円(税込)
※定期購入時
◯(180日間) ピディオキシジル、フラーレン配合 公式サイト
Deeper3D 10,211円(税込)
※6本セット購入時
△(14日間)
※サンプルのみ
成長因子配合 公式サイト
THE SCALP 5.0C 10,000円(税込)
※定期購入初回時4,980円
長期購入で9,000円まで
◯(60日間) ジェットフローマイナスイオン水 公式サイト

1本を1ヶ月で使うのか2ヶ月で使うのかによってもコストパフォーマンスは変わってきます。
基本は1本1ヶ月だと思いますが、Deeper3Dはその限りではないため、実質のコストパフォーマンスはもう少し安くなりそうです。

最後に

育毛は短期決戦にあらず。
使う育毛剤を選んだら、その育毛剤を信じて半年は使うべきです。
真っ当な育毛剤であれば、半年も使えば何かしら変化は起こりますから。

他の育毛剤の記事。

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これを読んでいる方が良い育毛剤と出会えることをお祈りします!!