こんばんは。ピピ助です。

髪の毛に必要な栄養素は、「たんぱく質」「ビタミンB・E」「亜鉛」の3つと言われています。

たんぱく質を摂取して、ビタミンBと亜鉛がそのたんぱく質を一度分解。
分解されたたんぱく質は「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質に再度合成され、これが髪の毛はもとより爪なんかの材料として使われます。

なので、この3種類をバランス良く摂取することが大事。「亜鉛」だけ頑張って摂る、とかしてもあまり効果はないんです。
チャップアップからもらった「毛髪に良い栄養素&食材」という冊子によると、さらに「オメガ3脂肪酸」なるものも重要な役割を持っているようです。

これら4種類の栄養素の働きと、日常の食事から摂取するためのオススメ食材をまとめてみました。

たんぱく質の働きとオススメ食材

たんぱく質は言うまでもなく、髪の毛の材料になります。

Activedia / Pixabay

「毛髪の約90%は、十数種類ものアミノ酸が結合してできたケラチンというたんぱく質からできています。もっとも多く含まれているのがシスチンというアミノ酸です。このシスチンは体内でメチオニンから作られるのですが、メチオニンは体内で合成されない必須アミノ酸です。
そんとあめ、食事でたんぱく質を補わない限り髪のもととなる原料は補充されません。

前述の冊子よりの引用ですが、シスチンやメチオニンってあまり聞き覚えがありません。
ちょっと調べてみました。

シスチン・メチオニンについて

シスチンは、L-シスチンとも言われるようです。
メチオニンは必須アミノ酸と書いてありますが、こちらは非必須アミノ酸。
必須アミノ酸は体内で合成不可能なアミノ酸を指していて、反対に非必須アミノ酸は体内で合成することが可能なようです。
でも、もちろん食べ物から摂取することも可能で、牛肉、牛乳、小麦粉に多く含まれています。

☆わかさの秘密 様
L-シスチン | 成分情報

メチオニンは必須アミノ酸。体内で合成ができないので、必ず食品から摂取する必要があります。
どちらかといえばこちらの方が大事なのかな。メチオニンさえ摂取しておけば、シスチンは身体が作ってくれますからね。

☆わかさの秘密 様
メチオニン | 成分情報 | わかさの秘密

食品成分表からシスチン・メチオニンの食品含有量TOP10を調べてみました。

以降の成分表はすべて、
☆文部科学省
食品成分データベース
ここから調べています。

シスチン : 含有量Top 10

食品名 成分量
100gあたりmg
1 穀類/こむぎ/[その他]/小麦たんぱく/粉末状 1600
2 豆類/だいず/[その他]/大豆たんぱく/分離大豆たんぱく 1100
3 豆類/だいず/[豆腐・油揚げ類]/凍り豆腐 870
4 穀類/こむぎ/[ふ類]/焼きふ/観世ふ 830
5 魚介類/(かつお類)/加工品/削り節 800
6 豆類/だいず/[その他]/湯葉/干し 760
7 魚介類/(かつお類)/加工品/かつお節 750
8 藻類/あまのり/ほしのり 650
9 豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/全粒/国産、乾 620
10 豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/全粒/米国産、乾 580
10 豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/きな粉/全粒大豆 580

1位の「小麦たんぱく」なる食品をピピ助は知りませんでした。
こんな名前の食品あるんですね。

☆コトバンク 様
小麦たんぱく

麩や凍り豆腐が食べやすくていいですね。
特に麩は味噌汁に入れても美味しいし、味付けの邪魔にもならないので大好きです!!

メチオニン : 含有量Top 10

順位 食品名 成分量
100gあたりmg
1 乳類/(その他)/カゼイン 2600
2 魚介類/(かつお類)/加工品/かつお節 2200
2 魚介類/(かつお類)/加工品/削り節 2200
4 穀類/こむぎ/[その他]/小麦たんぱく/粉末状 1300
5 豆類/だいず/[その他]/大豆たんぱく/分離大豆たんぱく 1100
5 魚介類/(いわし類)/しらす干し/半乾燥品 1100
7 藻類/あまのり/ほしのり 850
8 乳類/(粉乳類)/脱脂粉乳 830
8 魚介類/(さけ・ます類)/しろさけ/すじこ 830
10 肉類/ぶた/[その他]/ゼラチン 820

ご覧の通り、たんぱく質は動物性よりも植物性の方がオススメです。
動物性たんぱく質は摂りすぎると皮脂が増えてしまう恐れも。
反対に植物性、特に大豆に多く含まれる「イソフラボン」は男性ホルモンを抑制する効果もあって、AGAにも効果があるそうです。

また、豆乳は消化吸収に非常に優れており、大豆の栄養素を余すことなく摂取することが出来ます。

タンパク質は体内でアミノ酸に分解・吸収され、各組織に行き渡ることとなりますが、その際、食物からしか取れない「必須アミノ酸(8種類)」をバランス良く含んでいるか否かで栄養価を決めています。

植物性タンパク質は一般にそれが低いのに対し、大豆=豆乳夕ンパク質は必須アミノ酸構成の良い動物性タンパク質に近い構成のため、良質とされているのです。

なお、肉類は栄養価が高い反面、コレステロールの原因になりやすいのに対し、豆乳タンパク質にはそれを下げる作用など、「機能性食品」としての機能もあります。

☆舶来堂 様
豆乳|豆乳の健康効果(効能)・豆乳の栄養 – 食品の栄養成分より引用。

豆乳は調整豆乳と無調整豆乳が売られていますが、栄養素を摂取することだけを考えるなら無調整豆乳のほうが濃いです。
ただ、どうしても大豆の風味が苦手で、という人は、調整豆乳のほうが飲みやすいかもしれません。

ピピ助、昔は豆乳大嫌いでした。
髪のことを考えて半年くらい前から飲み始めたんですが、そういうものだと思うと今では逆に美味しく感じます。
大体、朝ごはんの時に温めて、ホットミルクならぬホット豆乳として飲んでます。

シスチンとメチオニンの1日の摂取推奨量は、体重1kgあたり15mgです。

体重60kgであれば、900mgということになります。
もちろん上に出したTOP10以外の食品である肉類などにも含まれているので、ある程度健康な食生活を心がけていれば間違いなく達する量です。

ビタミンB・Eの働きとオススメ食材

特に髪の毛のために必要なのは、ビタミンB2とビタミンB6、そしてビタミンEです。

Jaro_N / Pixabay

ビタミンB2,ビタミンB6

ビタミンB2は脂質やたんぱく質を分解してエネルギーに変換してくれます。
ビタミンB6は摂取したたんぱく質をアミノ酸に分解、その後身体に必要なたんぱく質として再合成してくれます。

摂取したたんぱく質をケラチンに変えてくれるのが、このビタミンBということですね。
だから、ビタミンBが不足していると、どれだけたんぱく質を摂取しても髪の毛になってくれないのです……。

ビタミンB2が多く含まれている食品は、納豆や卵、
ビタミンB6が多く含まれている食品は、にんにくやまぐろ、レバー等です。

1日の必要摂取量は以下の通り。

ビタミンB2
成人男子推奨量:1.6mg
成人女子推奨量:1.2mgビタミンB6
成人男子推奨量:1.4mg
成人女子推奨量:1.2mg

☆江崎グリコ株式会社 様
ビタミン | 日本人の食事摂取基準(2015年版)より | 栄養成分ナビより

ピピ助、幸い納豆は好きな方です。
なので、毎日1パックは納豆を食べるようにしていて、あとはゆで卵もよく食べてるので、ビタミンB6のほうがどちらかといえば摂れてないかもしれないな、と思います。

ビタミンE

ビタミンEは血管を拡張する作用があります。
身体の中で作られた栄養素は血液によって運ばれるわけですが、血行不良になると特に毛細血管に血液が行き渡らなくなります。
そうなってしまうと、血液の届かない場所は栄養不足となり、それが頭皮であった場合は、結果として髪の毛にも栄養が行き届かなくなるというわけで。

成人のビタミンEの必要摂取量は、
男性が6.5mg、女性が6.0mgです。

☆江崎グリコ株式会社 様
ビタミン | 日本人の食事摂取基準(2015年版)より | 栄養成分ナビより

過剰摂取することによって、骨粗しょう症などの症状を引き起こすようで、適度な摂取量が求められます。
摂ればいい、って話じゃないんですね。怖い怖い。

ビタミンEはトコフェロールとも呼ばれています。

 ビタミンEは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつです。ビタミンE作用をするトコフェロールという物質には数種類ありますが、このうち最もその作用の強いのはα(アルファ)-トコフェロールです。「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、このα-トコフェロール量(mg)をビタミンEとしています。

☆江崎グリコ株式会社 様
ビタミンE | ビタミン | 栄養成分百科より引用。

なので、α- トコフェロールの量が多い食品を調べてみると以下の通りに。

α-トコフェロール : 含有量Top 10

順位 食品名 成分量
100gあたりmg
1 し好飲料類/(緑茶類)/せん茶/茶 64.9
2 油脂類/(植物油脂類)/ひまわり油、高リノール酸 38.7
2 油脂類/(植物油脂類)/ひまわり油、ミッドオレイン酸 38.7
2 油脂類/(植物油脂類)/ひまわり油、高オレイン酸 38.7
5 種実類/アーモンド/乾 31.0
6 野菜類/とうがらし/果実、乾 29.8
7 種実類/アーモンド/フライ、味付け 29.4
8 穀類/こむぎ/[その他]/小麦はいが 28.3
8 油脂類/(植物油脂類)/綿実油 28.3
10 し好飲料類/(緑茶類)/抹茶 28.1

お茶はともかくとして、アーモンドなどはついつい食べ過ぎてしまいがちです。
でもそうすると過剰摂取になりがち。
日常生活でバランスの良い食事を心がけるだけで必要量は摂れるそうなので、あえてサプリなどを使う必要はありません。

特にビタミンEのサプリメントは必要量を大きく超えるものが多いです。

例えばAmazonでベストセラー1位になっているディアナチュラ。

こちらの含有量は1日分で140mgです。
必要摂取量の70倍を超える含有量ですから、多いですよね。

☆All About 様
ビタミンEなど、サプリの過剰摂取に注意! [健康食品・サプリメント]

こちらによると、1日あたり267mg以上摂取すると、摂りすぎによる弊害が発生する恐れがあるとのこと。
サプリメントを使う際は、本当に必要なのかどうかよく考えたほうがいいですね。

亜鉛の働きとオススメ食材

亜鉛は、髪の毛に必要な「ケラチン」を合成するのに使われる栄養素で、ミネラルの一種です。

kaleido-dp / Pixabay

それだけでなく、人間の身体の中の100種類以上の酵素の生成にかかわるミネラルです。
免疫力を上げ、傷の治療に効果を発揮し、骨や身体を作り、男女ともに生殖能力にも関わります。
身体を成長させるためにも必要なミネラルで、どの世代の人も意識して摂取する必要があります。

不足すると、それ自体が薄毛・抜け毛の原因となる可能性があります。
また、味覚障害や不妊の症状、免疫力が低下するため風邪などにもかかりやすくなり、疲れやすくなります。
また、皮膚炎などの症状も現れます。

とにかく、現代人は亜鉛が不足しがち。
3食きちんとした食事を摂っていればあまり問題にはなりませんが、ピピ助みたいに特にインスタントやファストフードに頼る食生活の人は、不足しがちな栄養素です。
もちろん髪の毛のためもありますけど、健康のためにも亜鉛はしっかりと摂取する必要があります。

亜鉛が含まれている食品のTOP10は以下の通り。

亜鉛 : 含有量Top 10

順位 食品名 成分量
100gあたりmg
1 魚介類/かき/くん製油漬缶詰 25.4
2 穀類/こむぎ/[その他]/小麦はいが 15.9
3 魚介類/かき/養殖、水煮 14.5
4 魚介類/かき/養殖、生 13.2
5 魚介類/(かつお類)/加工品/塩辛 11.8
6 魚介類/あわび/水煮缶詰 10.4
7 調味料及び香辛料類/パプリカ/粉 10.3
8 魚介類/ぼら/からすみ 9.3
9 肉類/うし/[加工品]/ビーフジャーキー 8.8
10 肉類/ぶた/[その他]/スモークレバー 8.7

亜鉛が含まれている食品は何と言っても牡蠣がダントツなのですが、通常の食卓に牡蠣はなかなか……。
なので、これは色々な食品から少しずつ摂ることを考えたほうがいいかもしれません。

☆簡単!栄養andカロリー計算 様
亜鉛の多い食品と、食品の亜鉛の含有量の一覧表

こちらのサイトによれば、比較的多めなのが牛肉。
後は、煮干し、パルメザンチーズ、ごま、きな粉あたりは比較的手に入れやすくて食べやすいものかな、と思います。
亜鉛が多く含まれている食品を見てみると、確かに現代人は亜鉛が不足しがちというのがわかる気がします。

亜鉛の摂取推奨量は

成人男子推奨量:10mg
成人女子推奨量:8mg

です。

TOP10下位の食材を100g食べても、男性は摂取推奨量に到達しないんです!
摂取しづらい栄養素だ、というのは本当みたいなので、これはサプリメント等で補うことを考える栄養素だと思います。

サプリメントを摂取する際に気をつけないといけないことの一つに、過剰摂取があります。
亜鉛サプリは「セレン」と「クロム」という栄養素が同時に含まれているものが多いのですが、この2種類の栄養素は現代人の食生活で十分賄えるもの。
なのに亜鉛サプリを摂ろうとすると入っているものが多いせいで、アメリカでは問題になったことがあります。

上のネイチャーメイドの亜鉛サプリは「セレン」と「クロム」が配合されていないので安心して飲むことができます。
なので、亜鉛をサプリで摂ろうと考えている人にはオススメです。

それでもやっぱり食事から亜鉛を摂ろう!!という方には、「きな粉豆乳」なんてどうでしょう。

きな粉は100gあたり3.5mgの亜鉛を含んでいます。
例えば豆乳200ccにきな粉を20g入れて作ると、亜鉛を1.3mg摂取することが出来ます。

お好みで黒糖を入れたりも出来ますし、かなり美味しくてピピ助は好き。
豆乳は冷たいままでも大丈夫ですが、その場合は黒糖よりも黒蜜のほうが良いと思います。

オメガ3脂肪酸の働きとオススメ食材

saponifier / Pixabay

さて、知らないものはまずWikipedia。

☆Wikipedia
ω-3脂肪酸

栄養学的に必須なω-3脂肪酸は、α-リノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)である。

とにかくこれだけ分かっていれば大丈夫そう?
DHAと言われるとよく知ってますね。魚の目玉に入っているやつです。

これらは必須脂肪酸と呼ばれ、それぞれ以下のような作用を持っています。

αリノレン酸は必須脂肪酸であり、体にとって必要不可欠の脂質です。n-3系の脂肪酸が持つ重要な働きは、細胞膜の構成成分になるということです。
αリノレン酸にはその他の働きとして、血栓がつくられるのを防いだり、血圧を下げたり、アレルギーを抑制したりと様々な働きを持ちます。

☆わかさの秘密 様
α(アルファ)リノレン酸 | 成分情報より引用。

EPAは健康に欠かせない必須脂肪酸で、体内の血液のめぐりをスムーズにします。国際的にはIPA(イコサペンタエン酸)と呼ばれることもあります。血液の流れが滞ると、酸素と二酸化炭素、栄養分と老廃物などの交換がうまく行われなくなり、体のあちらこちらに不具合が出ます。血流が悪くなると体の機能が低下するとともに、血圧が上昇し、血管がつまったり、破裂したりするリスクが高まります。そのような症状を阻止するのがEPAです。

☆わかさの秘密 様
EPA(エイコサペンタエン酸) | 成分情報より引用。

DHAには、血管壁の細胞膜を柔らかくする働きがあるため、血流を改善する効果があるといえます。また、勢いよく血液が流れても血圧が高くなるのを防ぐ働きもあります。同時に赤血球の細胞膜も柔らかくするため、血流が改善され血液がサラサラの状態になります。
また、DHAは中性脂肪を減らし、善玉(HDL)コレステロールを増やす働きもあります。これらの働きにより、血流を改善し、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を予防できると大きく期待されています。

☆わかさの秘密 様
DHA(ドコサヘキサエン酸) | 成分情報より引用。

髪の毛に関係がありそうな部分だけ抜き出してみました。
こう調べてみて思いますけど、やっぱりバランスの良い食事って大切なんだと思わされます。
いちいち栄養素をすべて意識していたら毎日やってられませんもん。
いろいろ食べよう!!って努力する方が楽かもしれませんね。

それぞれの必要摂取量は
α-リノレン酸は2g、
エイコサペンタエン酸とドコサヘキサエン酸を合わせて1gです。

☆Wikipedia
必須脂肪酸より

それぞれの食品含有量TOP10は以下の通りです。

α-リノレン酸 : 含有量Top 10

順位 食品名 成分量
100gあたりmg
1 種実類/えごま/乾 24000
2 種実類/くるみ/いり 9000
3 油脂類/(植物油脂類)/なたね油 7500
4 油脂類/(植物油脂類)/調合油 6800
5 油脂類/(植物油脂類)/大豆油 6100
6 調味料及び香辛料類/(ドレッシング類)/マヨネーズ/卵黄型 5100
7 種実類/あさ/乾 4600
8 調味料及び香辛料類/(ドレッシング類)/マヨネーズ/全卵型 4200
9 調味料及び香辛料類/(ドレッシング類)/フレンチドレッシング 3000
10 調味料及び香辛料類/(ドレッシング類)/サウザンアイランドドレッシング 2900

数字だけ見るととんでもない量が入っているように見えますが、ドレッシングとかマヨネーズとか、味付けに使うものばかりです。
これらは100gあたりの含有量ですから、馬鹿正直にドレッシング100ml飲んだりしなければまったく問題ありません。
ものの見事に一度に100g摂取しないだろう!というものばかりなので、11位〜20位も調べてみました。こちらになると普通の食品も入ってきています。

α-リノレン酸 : 含有量Top 11~20

順位 食品名 成分量
100gあたりmg
11 菓子類/ポテトチップス/ポテトチップス 2400
12 豆類/だいず/[豆腐・油揚げ類]/油揚げ 2200
13 豆類/だいず/[豆腐・油揚げ類]/凍り豆腐 2100
14 豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/全粒/中国産、乾 2000
15 豆類/だいず/[その他]/湯葉/干し 1800
15 豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/きな粉/全粒大豆 1800
15 豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/きな粉/脱皮大豆 1800
15 豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/全粒/国産、乾 1800
19 豆類/だいず/[全粒・全粒製品]/全粒/米国産、乾 1700
20 魚介類/(かつお類)/缶詰/油漬、フレーク 1600

11位にポテトチップスというのが面白いです。
お菓子を食べる言い訳ができますよ。

お次はエイコサペンタエン酸。
イコサペンタエン酸となっていますが、前述の通りこれは同じものです。

イコサペンタエン酸 : 含有量Top 10

順位 食品名 成分量
100gあたりmg
1 肉類/くじら/本皮、生 4300
2 魚介類/あんこう/きも、生 2300
3 肉類/くじら/うねす、生 2200
3 魚介類/やつめうなぎ/干しやつめ 2200
3 魚介類/(さば類)/加工品/開き干し 2200
6 魚介類/(さけ・ます類)/しろさけ/すじこ 2100
7 魚介類/あゆ/養殖、内臓、焼き 1800
7 魚介類/(いわし類)/缶詰/かば焼 1800
9 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/焼き 1700
9 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/水煮 1700

魚が多いですね。
とくにサバやサケなど、安く手に入れられる食材が豊富に含んでいるのは嬉しいことです。
1日1回、食事のどこかで魚を摂取出来れば良さそうです。

最後にドコサヘキサエン酸です。

ドコサヘキサエン酸 : 含有量Top 10

順位 食品名 成分量
100gあたりmg
1 魚介類/あんこう/きも、生 3600
2 肉類/くじら/本皮、生 3400
3 魚介類/(まぐろ類)/くろまぐろ/脂身、生 3200
4 魚介類/(さば類)/加工品/開き干し 3100
5 魚介類/やつめうなぎ/干しやつめ 2800
6 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/焼き 2700
6 魚介類/(まぐろ類)/みなみまぐろ/脂身、生 2700
8 魚介類/(さば類)/加工品/しめさば 2600
9 魚介類/(さば類)/たいせいようさば/水煮 2500
10 魚介類/(さけ・ます類)/しろさけ/すじこ 2400

サバとサケはこちらでも堂々のランクイン。
これはもう魚好きになるしかないですね。

ピピ助オススメ食材の栄養価

ここでもう一度、1日に必要な摂取量をおさらいしておきましょう。

・たんぱく質
成人男子推奨量:60g
成人女子推奨量:50g

・シスチン&メチオニン
体重1kgあたり15mg

・ビタミンB2
成人男子推奨量:1.6mg
成人女子推奨量:1.2mg

・ビタミンB6
成人男子推奨量:1.4mg
成人女子推奨量:1.2mg

・ビタミンE
成人男子推奨量:6.5mg
成人女子推奨量:6.0mg

・亜鉛
成人男性推奨量:10mg
成人女子推奨量:8mg

※日本人の食事摂取基準(2015版)より

ピピ助のオススメは納豆、豆乳、きな粉、そして卵です。

納豆は「ナットウキナーゼ」という酵素が血液をサラサラにしてくれます。
髪の毛とか考えなくても、健康食品としてとても優秀です。

納豆100gあたりに含まれる栄養素は以下の通り。
内容量の右の数字は、成人男性の推奨摂取量に対するパーセンテージです。

納豆

栄養素 含有量
たんぱく質 16.5g(27.5%)
シスチン 290mg
メチオニン 260mg
亜鉛 1.9mg(19%)
ビタミンB2 0.56mg(35%)
ビタミンB6 0.24mg(17.1%)
ビタミンE(α-トコフェロール) 0.5mg(7.7%)

大体、四角いパックの納豆だと40〜50g程度。
丸いパックの納豆だと30〜40gほどです。

体重70kgくらいまでの方なら、納豆を200g食べればシスチンとメチオニンは摂取量に達します。
200g食べるのは現実的ではないですけどね。
摂取しにくいとされる亜鉛も、100g食べるだけで男性なら5分の1、女性なら4分の1摂取することができます。
100gには少し届きませんが、朝晩1パックずつ食べるのが丁度いいかな?

豆乳100gあたりの栄養価は以下の通り。

豆乳

栄養素 含有量
たんぱく質 3,6g(6%)
シスチン 59mg
メチオニン 52mg
亜鉛 0.3mg(3%)
ビタミンE(α-トコフェロール) 0,1mg(1.5%)
ビタミンB2 0.02mg(1.25%)
ビタミンB6 0.06mg(4.3%)

納豆に比べたら全体的に少し控えめですが、その代わりに豆乳は消化吸収に優れています。
飲み物なので、食事と別に摂取することも簡単ですしね!

きな粉100gあたりの栄養価は以下の通り。

きな粉

栄養素 含有量
たんぱく質 35.5g(59.1%)
シスチン 520mg
メチオニン 580mg
亜鉛 3.5g(35%)
ビタミンB2 0.26mg(16.2%)
ビタミンB6 0.58mg(41.4%)
ビタミンE 1.0mg(15.3%)

きな粉の栄養価はかなり高いです。
その代わりカロリーも100gあたり437kcalと結構高いので、太りたくない人は注意が必要かもしれません。
個人的には、きな粉はそれ単体で100g摂取するようなものでもありませんから、そこまで気にしなくていいんじゃないかと思います。

これらの大豆製品でたんぱく質、亜鉛はかなり摂取することが出来ます。
とくに亜鉛は足りなくなりがちなので、このあたりの食品から摂取することでかなり改善出来るのではないでしょうか!

あとは、完全栄養食品の呼び声高い「卵」です。
調べてみてわかりましたが、本当に栄養価が高い。

卵100gあたりの栄養価は次の通り。今回はゆで卵で調べました。

ゆで卵

栄養素 含有量
たんぱく質 16.7g(27.8%)
亜鉛 4.2mg(42%)
ビタミンB2 0.51mg(31.8%)
ビタミンB6 0.24mg(17.1%)
ビタミンE 3.4mg(52.3%)

シスチンとメチオニンは記載がありませんでした。

卵1つってどれくらいのグラムなんだろうと思ったのですが、
SSサイズで40~46g、LLサイズだと70~76gと決められているそうです。

仮に卵200g摂取すると、それだけでビタミンEはオーバーしてしまいます。
300g食べればビタミンB6以外の髪の毛の栄養素は摂取出来てしまうことに。
(まあ、LLサイズの卵を4つ以上食べることになって、他の心配が出てくるのでオススメはしません)

注意! 生卵はハゲる危険性があります!

万能と思われた卵ですが、思わぬところに落とし穴。

卵白に含まれている「アビジン」というタンパク質なのですが、卵黄に含まれている「ビオチン(ビタミンB7)」を体外に排出してしまう効果を持っています。
「ビオチン」は、今回取り上げた成分には入っていないのですが、この「ビオチン」が足りなくなると、白髪、脱毛、皮膚疾患などの症状が現れることが確認されています。
(動物実験で、ビオチンを不足した状態を作り出すための方法が、卵白の大量投与なんです)

とはいえ、通常の範囲で食べる分には問題ないと思われます。
たまにジョッキで生卵を飲むような方がいらっしゃいますが、そういう方はそれがハゲの原因になるかもしれませんのでご注意ください。

また、この「アビジン」ですが、熱を加えて白身が透明でなくなれば問題ありません。
なので、卵を食べる際は加熱調理がオススメです。
ゆで卵最高です。

まとめ

思ったよりかなり長くなりましたが、
髪の毛に必要な栄養素の働きと、その必要量。そして、摂取するのにオススメな食品を挙げてその栄養素をご紹介しました。
しっかりと栄養を摂取して、ハゲないようにお互い頑張りましょう!!(^O^)


参考サイト
☆Wikipedia
ビタミンE
亜鉛
ω-3脂肪酸
アビジン
ビオチン

☆文部科学省
食品成分データベース

☆厚生労働省
日本人の食事摂取基準(2015版)

☆コトバンク 様
小麦たんぱく

☆舶来堂 様
豆乳|豆乳の健康効果(効能)・豆乳の栄養 – 食品の栄養成分
亜鉛|亜鉛を含む食べ物・食品|亜鉛不足チェック・摂取量

☆江崎グリコ株式会社 様
ビタミン | 日本人の食事摂取基準(2015年版)より | 栄養成分ナビ
ビタミンE | ビタミン | 栄養成分百科

☆簡単!栄養andカロリー計算 様
亜鉛の多い食品と、食品の亜鉛の含有量の一覧表

☆All About 様
ビタミンEなど、サプリの過剰摂取に注意! [健康食品・サプリメント]

☆わかさの秘密 様
L-シスチン | 成分情報
メチオニン | 成分情報 | わかさの秘密
α(アルファ)リノレン酸 | 成分情報
EPA(エイコサペンタエン酸) | 成分情報
DHA(ドコサヘキサエン酸) | 成分情報


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