頭皮と髪の毛のためのシャンプーの選び方
こんばんは。ピピ助です。
皆さんはどんなシャンプーを使ってますか?
毎日使うものだから良いものに越したことはないけど、そうは言ってもなかなか高いシャンプーには手が出ない。
でも、モノによってはむしろ使わない方がいいんじゃないか…っていう悪い成分が入っている場合もあります。
ピピ助は頭皮が人より弱いみたいで、昔は今以上にフケとかかゆみに悩まされていました。
なので、今日はピピ助の実体験を交えて、シャンプーのお話をしたいと思います。
目次
シャンプーとは
いつも通り、最初はウィキペディアから引用。
シャンプー(英: shampoo)は、頭髪および頭皮を洗浄するための洗剤である。シャンプーの形状には粉末、固形、ペースト、液状などがあるが、現代ではほとんどが後者のものである。原語はヒンズー語で「マッサージをして頭皮、毛髪を清潔に保つ」である。
1926年に葛原工業より「モダンシャンプー」が出るが売れず、1932年に花王から「花王シャンプー」が発売される。 1950年以降には石鹸から界面活性剤へと変わり、なかでも「花王フェザーシャンプー」は、約80%のシェアを占めた。
最初にシャンプーが使われ始めたのは使われ始めたのは明治時代のことだそうで。
この当時はまだシャンプーという呼び方もなく、粉石けんでした。
引用の通り、1926年に葛原工業という会社から「モダンシャンプー」が発売されました。
が、これは全然売れず、シャンプーは世間に浸透しませんでした。
その後、1932年に花王が「花王シャンプー」を発売しました。
となると、時系列的には葛原工業のほうが先のはずなんですけど、「花王シャンプー」のウィキペディアには、『「花王シャンプー」は日本初のシャンプーとして話題になった』と書いてあったりします。おーい。
上にあげたものは固形シャンプーです。
じゃあ、今日一般的な液体シャンプーはいつ出来たのか、というと、1930年にライオンが作ったそうです。
歴史的に見たら、どちらもほぼ同時期に出てきているんですね。
さて、これらのシャンプーは天然成分となる脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムを主な洗浄成分とする「石鹸シャンプー」でした。
現在の主流となっている洗浄成分は「石鹸」ではなく「界面活性剤」です。
「界面活性剤」は1950年頃から「石鹸」に取って代わった洗浄成分です。
シャンプーの成分表示
界面活性剤
そう。「界面活性剤」。
よく、諸悪の根源、敏感肌連合の人々から親の仇のように扱われている「界面活性剤」です。
悪い悪いと言われがちなこの界面活性剤。
どうして何が悪いのか調べてみました。
何はともあれ、まずはWikipedia。
引用します。
界面活性剤(かいめんかっせいざい、英語:surface active agent、surfactant)は、分子内に水になじみやすい部分(親水基)と、油になじみやすい部分(親油基・疎水基)を持つ物質の総称。両親媒性分子と呼ばれることも多い。ミセルやベシクル、ラメラ構造を形成することで、極性物質と非極性物質を均一に混合させる働きをする。また、表面張力を弱める作用を持つ。
洗剤の主成分であり、有用な性質を多くもつため、工業的に大量に合成・使用されている。サポニンやリン脂質、ペプチドなど、天然にも界面活性剤としてはたらく物質は数多く存在する。
つまるところ、水と油のような、本来混ぜることが難しい物質を混ぜてしまう。ということですね。
喧嘩の仲裁が上手な人ということか。
界面活性剤、ああ、なるほど。
境界面を活性化させ(て消し去)る、から界面活性剤なのか。なるほど納得です。
ちなみに、石鹸も「界面活性剤の一種」です。
「界面活性剤」は科学的に作り出されるものだけでなく、大豆や卵などに含まれている天然の成分で同じ働きをするものがあります。
卵白でクレンジングすると肌がつやつやになる、とか昔一部の人の間で流行ってましたもんね。
そして、こういう天然のものを使って作ったものが、石鹸になるわけですね。
成分表で「界面活性剤」と書かれているものは、正しくは「合成界面活性剤」。
そして、合成界面活性剤を洗浄成分として作ったのが「合成洗剤」です。
ヒト・環境に対する影響
これ以降は「合成界面活性剤」と「石鹸」とを分けて考えてみましょう。
以下、再び引用します。
基本的に市販されている界面活性剤は多量に飲み込んだりしない限り健康に対して特に問題はない。しかし、目に入ったり、大量に摂取してしまった場合にはただちに医師の診察を受けるべきである(特に目の場合は失明のおそれがある)。また、過度に皮膚の弱い人は使用を控えるか、手袋を着用することが推奨される。工業用など高濃度のものを扱うときにはより注意が必要である。
また、肌荒れなど皮膚に対する影響はあるが、(一般的な使用においては)深刻な毒性はないとされる。(中略) 下記はあくまで合成洗剤と石鹸との比較であり、界面活性剤である以上、皮膚に対する影響は当然存在する。
普段ピピ助たちが手に入れることが出来るものについては、健康面については特に問題ない、と言い切って大丈夫そう。
まあ、市販されているわけですからそうですよね。
ただ、多量に摂取すれば害になるというのはその通りで、どうせなら使わなくていいなら使わないほうが良いに越したことはないのは確か。
それに、シャンプーの場合はそういった害以外にも問題があります。
それは、洗浄力強すぎ問題です。
シャンプーに求められる洗浄力
以前の記事でも書きましたが、頭皮の落としすぎは更なる皮脂の分泌を促します。
合成界面活性剤は、種類によっては油脂に対する洗浄力が石鹸より高いです。
石鹸だって十分な洗浄力を持っているのに、それ以上。
つまり、合成界面活性剤の持っている洗浄力はオーバースペック。
毎日皿洗いの必要に迫られる世の中のおかあさんが手荒れに悩まされるのは、手の油分を界面活性剤によって奪われすぎているからなんですね。
毎日界面活性剤で頭皮を洗浄するというのは、つまりこれと同じ状況を引き起こす可能性があります。
ただまあ、界面活性剤が肌に害を与える。というのは、この症状が誤解されて広まったもののようです。
あくまでも「界面活性剤が肌の油分を奪って、それで乾燥して荒れてしまう」というのが真相で、これは石鹸を使っていたって起こりえます。
そういう意味では石鹸だって決して肌に良いわけではありません。
正しく理解して正しく使えば、石鹸だって界面活性剤だって大丈夫。
どちらも、正しく使わなければトラブルを引き起こすし、肌の弱い人はより刺激の少ないものである可能性のある「石鹸」のほうが安全、ということですね。
合成界面活性剤も、ものによって刺激が弱かったり強かったりするそうです。
刺激の弱い界面活性剤というのは、アミノ酸系とか言われるものですね。
前述の通り、モノによる!んですが、ピピ助は学生の頃本当にかゆみとフケが酷くて困っていました。
シャンプーのせいだとは全くその時は気がつかず、某メントール系シャンプー(この呼び方があっているかどうかは知らない)を使い続けていました。
スースーするのが頭皮に良い気がしてたんですよ。子供だったから。
その前に使っていた某有名シャンプーも、そのあとに使ってみた某高級志向シャンプー(薬局では高いランク)も結局症状は同じで、一応症状が落ち着いたのは今通っている美容院で勧められたシャンプーにしてからでした。
フケとかゆみは落ち着きましたが、それでも頭皮の赤みは改善されず、それには少し香料も入っていたので使うのをやめて、銀座総合美容クリニックでメソケア+のサンプルをもらうまでは、無添加石けんシャンプーを使っていました。これは後ほどご紹介します。
香料は有害物質です!
髪をかきあげると良い香りが広がる……。なんて商品もありますが、
はっきり言って、香料は百害あって一利あり、くらいな程度のものでしかありません。
香りが好きな人は良いでしょうが、それだけです。
嫌いな人にとってはまさしく百害あって一利なし。
こんなブログがありました。
☆小樽・子どもの環境を考える親の会 香料の危険性 あなたは「ニオイ中毒」かも
『合成香料による人と生態系への汚染とリスク』について熊本大、長崎大、京都大が研究発表しています。
研究では、有明海と八代海に生息する様々な海洋生物を分析したところ、ほぼすべてから内分泌かく乱作用が指摘される香料 HHCBとAHTN「人工麝香 ( じゃこう ) (ムスク)」が検出されました。イルカや鳥類からこれらの蓄積汚染が確認されたのは、世界で初。合成香料によるイルカの経年変化を調べると、HHCB濃度は80年代半ばから近年にかけて増加し、今も汚染が進行中であるとのことです。
芳香剤は鼻から吸収されると、直接、神経に影響を及ぼすが、薬事法などの規制外なので成分も安全性もほとんどデーターがなくわかっていないのが現状。
日本で使用されている香料の95%が合成香料、5%が天然香料と言われ、合成香料は、ほとんどが石油原料ですが、洗剤や化粧品などは、何を使っていても全て「香料」と成分表示されます。
英・ブリストル大学の実験では、『消臭スプレー』に含まれる化学物質が皮膚に浸透し、身体の抵抗力を弱めることが指摘されています。つまり、免疫力の弱い人や、免疫力の落ちている人は特に注意が必要です。また、免疫力の低下により風邪をひきやすくなります。一部の香料には発がん性が指摘されているものもあります。
ごく一部ですが引用させていただきました。
もっともっと怖い情報も載っていますので、知りたい方はぜひあちらのサイトを読んでみてください。
☆小樽・子どもの環境を考える親の会 香料の危険性 あなたは「ニオイ中毒」か
見れば分かる通り、香料は結構怖いものです。
頭皮が強い弱いに関係なく、身体のためには避けるべき物質と言えるでしょう。
これらの条件を満たすシャンプー2選+α
- 「合成界面活性剤」を使っていないもの
(ラウリル硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸ナトリウムなどと書いてあるものは合成界面活性剤、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムと書いてあるものは石けんです)
- 香料の入っていないもの
この二つの条件を満たすものを探してみました。
といっても、以外と探すのは難しくありません。
どちらかを満たしていればだいたいもう片方も満たしていて、「品質」も比較的良いものという傾向があるように見受けられます。
シャボン玉 無添加せっけんシャンプー
ピピ助は長年これを使っていました。
AGA専門医も「これを使っているならシャンプーについては問題ないでしょう」とのお墨付き!!
使い始めたばかりの頃は、洗い終わった後の髪のキシキシ感が気になっていたのですが、今では全く気になりません。
慣れただけなのか、あるいは身体がそれに対応したのか……どっちなんだろ。
一応、リンスも合わせて使うのが正しい使い方のようです。
シャンプーはアルカリ性なので、この酸性のリンスを使って中和してあげないといけないんだとか。
確かに、口に入るとちょっと酸っぱいです。
ピピ助はリンスがあまり好きでないので、ほとんど使っていませんでした。
髪の毛には悪いことをしてしまいました。ごめんなさい。
メソケア+(プラス)
これは今ピピ助が期間限定で使っているシャンプー。
頭髪臨床の現場の声を聞いて作った、と言うだけあって良い感じです。
天然のヤシから作られた石鹸を使って作られていて、香料もなし。
石けんシャンプーとの使用感の一番の違いは、洗い上がりの髪の毛のサラサラ感。
この違いは天然の植物性シリコンが含まれているためです。
シリコンと一口にいっても、色々と種類があるそう。
不勉強なのでここにはあまり触れませんが、「ノンシリコン」が良い!ということは決してないみたいですね。
なぜ2選かというと、ピピ助が使った中でおすすめできるシャンプーはこの2つしかなかったからです。
でもそれは、他に良い商品がなかったからという話ではなくて、幸い石鹸シャンプーに乗り換えてから不都合を感じなかったから。
ということで、ここからは今後ピピ助が試してみようと思っている商品をピックアップ。もしかしたらどんどん増えていくかも。
なんせ、備忘録なもので。
ネイチャー生活倶楽部 頭髪シャンプー
自分の身体に使うものに疑問を持ち、自分で作ってしまおうと考えた女性の方たちによって作られた「ネイチャー生活倶楽部」という組織があって、これはそこで開発されたシャンプーです。
値段にこだわらず、良いものはふんだんに、悪いものは徹底的に排除する、という思考の元に作られています。「利益」なんてなんのその。企業でないからこその徹底した品質主義。
反対にパッケージは本当に必要最低限で、余計な費用は完全に削ろうという姿勢が見えます。
自由に貼って良さそうな商品の写真がなさそうなので、詳細はホームページで確認してみてください。本当に見た目はシンプルです。
まとめ
まず、シャンプーについて調べてみました。
その結果、「石鹸」も「界面活性剤」だったことがわかりました。
一般的に「界面活性剤」と呼ばれているものは、正しくは「合成界面活性剤」で、効果としてはどちらも同じ。
石鹸と比べれば合成界面活性剤のほうが洗浄力が強い可能性があり、まだ石鹸の方が肌には優しいと言えるけど、合成界面活性剤を使っていて不都合を感じていないのなら、急いで対策をする必要もなさそうということがわかりました。
次に香料。
はっきり言って香料は最も必要のない、摂取してはならない成分の一つと言えます。
これが入っているシャンプーは初めから選択肢に入れてはいけません。
ハゲるハゲないに関係なく、健康のために使うべきではありません。
ということで、今回は「合成界面活性剤」と「香料」が含まれていないシャンプーを紹介しました。
シャンプーで育毛は難しいものですが、余計なダメージを与えることがないように良いものを使いたいものです。
参考サイト
☆Wikipedia
☆石鹸百科 様
石鹸とは?合成洗剤とは?界面活性剤とは?
☆小樽・子どもの環境を考える親の会 様
香料の危険性 あなたは「ニオイ中毒」か
☆かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき 様
「香りブーム」に潜む危機!? ~香料の有毒性と「香害」について~
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